研修講師は人を伸ばすことが仕事。伸ばすためには現状を把握できないといけない
→ アセスメント・センター・メソッドは人の能力をもっとも的確に把握するスキル
→ 採用試験や昇格面接への応用も可能
講師の方にノウハウを教え、より専門性の高い研修講師を提供するお手伝いをする
→ インディペンデント・アセスメント・チームの結成を目指します
研修講師になって最初に身につけたスキルはアセスメント・センター・メソッドをするスキル。次に身につけたのはアセスメント・センター・メソッドを補完する背景面接技法というスキルだった。この二つは他者の職務遂行能力を評価するスキルである。アセスメント・センター・メソッドのスキルは他者が演習に取り組む際の行動を観察して能力を評価するというスキル。背景面接技法というスキルは面接で過去の職務遂行行動を聞き出して評価をするというスキル。この二つのスキルのおかげで、能力評価の研修ではなくとも、受講者からまたは研修実施者さまから自分または受講者の能力的な特徴を聞かれた際に的確に答えてこられた気がする。
優れた医者が病気を治せるのはなぜか。その病気が何であるのかを的確に診断することが出来ればこそ、病気の治療に向かって腕を振るうことが出来る。医者の中核をなす技術の一つに病気の評価技術があるのは間違いない。
優れた研修講師に必要な中核技術の一つも評価技術。自身の体験からそのように感じている。研修講師というのは自分の経験や知識を披露する面はあるけど、それは威張るためでも権威を誇示するためでもない。すべては受講者の能力開発のため。
人の能力を評価するスキルを講師に広めたい。その目標のために活動を開始する。ホームページを改訂することを機に思いを記しておきたい。