仕事ポリシー

自分が出来ることを追い求めて ~研修講師、組織開発コンサルタントとして~

2022年5月12日(木)。
研修講師になって26年と2ヶ月目。現在63歳。
ずいぶん長くこの仕事をさせて貰った。
研修講師として最初に立てた目標は「一人で研修プログラムのコンテンツを作ることが出来る講師になる。演習類や補助シートも自主制作し、研修の中で使う言葉も知らない言葉は使わずに自分の言葉で説明できる講師になる」であった。 あの時、上記の目標を立て、愚直に目指して実践してきた。 パソコンのマイドキュメントを開けると目の前に広がるありとあらゆるテキストや演習、個人へのアセスメントレポートや組織への報告書。これらは膨大な量になる。 この蓄積をどう生かすのか。 これが今のテーマである。

新しいことを始めたい。 自分にとって新しいことも大事であるが、世間にとっても新しいことを始めたい。 インバスケット(未決箱)演習攻略法のセミナーを始めることにした。 アセスメント・センター・メソッド(ヒューマンアセスメント)の中核演習であるインバスケット演習はマネジメント能力のコアである組織運営能力と問題解決能力の測定をする演習である。インバスケット演習は複雑怪奇/難攻不落な演習とされている。 付け焼き刃では太刀打ち出来ないのがインバスケット演習であり、インバスケット演習の攻略は本物のマネジメント能力を持っていないとできない。 ということはインバスケット演習の攻略法を身に着ければ本物のマネジメント能力が身に着くということが言える。 どこへ向かったら良いのか、誰も指し示せずに過去の延長線上に未来を描く閉塞した今の日本に必要なのは、優秀なマネージャーであろう。 ならば、優秀なマネージャーを養成する手段としてインバスケット演習の攻略法を伝えるというのは充分に成り立つ研修/セミナーではないのか。 始めることにした。 インバスケット演習攻略セミナー。 堂々と狙いを示し、突き進むことにした。

過去の蓄積を広く世の中に広め、各社、各自の人材育成に役に立てて貰うことはどうか。 幸い、オリジナルと言えるコンテンツが山ほど有る。 オリジナルの要素とは、発想の実現段階でぴったり一致するものがなく、名称や表現に一定の差別性が有り、中身の構成に独自性が認められるものである。または構成全てが普遍的であるが、その普遍性が特別の知的所有権を侵していないもの、である。 私はたくさん持っている。 人事考課者研修のテキスト、クレーム応対のコンセプト、相乗効果を出すコミュニケーションのコンセプトと一式、インバスケット全案件解説シリーズ、などなど、お客さまのご要望に応えたものや気の赴くままに制作した自主開発のものなど色々なコンテンツが私にはある。 これも頒布していく何らかの取り組みを始める。

それが私を生かしてくれた日本社会や日本にいる人たちへの恩返しである。
オリジナリティーを持ってお役立ちをする。
インバスケット演習攻略法、研修テキストの頒布以外にも人事制度構築にも取り組む。他にもやるだろう。 まだまだ期待して欲しい。

2022年5月12日(木)
有限会社オーバルマネジメント
藤本邦之